第6話みきの選ぶ道2

みき『支配人、今すぐ下界にいける?』

支配人『行けなくもないが・・・』

みき『今すぐ行く!早くどうやっていくん?なぁ?!!・・・』

支配人『そぉ~慌てるな!ったく、関西人は、すぐ急かす~』

みき『私、岡山やし!中国地方やし!!』

支配人『おぉーそうじゃったなぁ~・・・
紅葉まんじゅう~!!!!!』

みき『それっ!広島、B&Bね!・・・ベテラン攻めてくるなぁ~』



支配人『さすが!よー知っとるの~・・・
お前さんの場合、一葉のぬいぐるみが出入り口じゃ!』

みき『分かった!今すぐ行ってくる!』

支配人『心配じゃ!!!!!ワシも行こぉ~・・・残してきたポチとたまにも、逢いたいしの~!』

みき『犬とネコ??!』

支配人『息子と娘じゃ!』

みき『・・・・・・』
準備をする支配人の後ろで、こいつ大丈夫か?と言わんばかりに、首を傾げるみき

支配人『・・・何しとる!行かんのか?はよ~準備しろ!!!お前さんも、はよ!!着替えんか~!!!!!』
みき『えっ!えっ~!!!!!・・・宇宙飛行士かよ!!これ着ないと、行けないの?』

支配人『いや!これは、ワシの自慢の仮装パーティー用の服じゃ!!!
お前さんも、さぁ~早く!!!!!』
みき『だから、ちかぃ!!!・・・
(言われるがままに着替えるみき。鏡に映る姿を見るなり・・・)
いややぁ~!!!!!』
みき『・なに?!・・支配人、宇宙飛行士になりたかったん?』

支配人『いや!昔からダイバーに憧れとるんじゃ~!!!』

みき『服まちごぉ~てる~!!!!!!!!!!』

支配人『えっ!300年着とるが、誰も言わんかったぞ~』
落ち込む支配人

冷静に白い目で見つめながら、呆れ顔のみき


みき『もぉ・・・いいから行こぉ~!行くの・・・めっちゃ大変?』

支配人『いや!行きたい者の顔を浮かべればすぐ行ける!!!!!』

みき『着替えんでええやん!!!!!』

支配人『まぁ~そう怒るな!よし、行くぞ…思い浮かべるんじゃ~そして、強く想うんじゃ!!』
みき『わかった・・・』


下界に付くと、みきの通夜が行われている・・・
父親 雅也、 母親 みさき、病院から駆けつけたかずま、弟 正夢が座っている。

離れたところに1人 一葉が座っている。

みきと幽霊界の支配人

大切な人をなくすと、哀しい想いで、いっぱい・・・ でも、もし この世の者が、楽しい生活を送れば、送るほど、早く生まれ変われるとしたら(◍˃̶ᗜ˂̶◍)ノ" もし、幽霊界に支配人がいたら・・・?! 親友を亡くし、悲しみを引っ張った17年、 現実と夢と希望を合わせた物語。

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