第2話生きることには、苦 がつきもの。

お釈迦さまが教えを
説かれた教説は四諦, 12因縁の説

四諦(したい)とは4つの真理という意味で、苦諦、集諦、滅諦、道諦

苦諦-仏教の基本の教えは、生きることは「苦」であるという事。

その基本は4苦。

四苦とは「生、老、病、死」の4つ。


生-人間は生まれて来ること自体が苦。

老-私たちは生きている以上1日1日老いていく。老いが進むと体が弱くなる。
それは苦。
 
病-生きているとどうしても病気にかかりる。
病気はいやなもので苦しみを伴う 病苦。 

死-生まれてきた以上、いずれ死をむかえる。死と言うことは苦しにを伴うたれ、死ぬために生まれてきたといえる。



もう4つの苦。

これは人間の心が受ける苦。

愛別離苦(あいべつりく)-
愛する者と別かれる苦。
生き別れも死別も有り。 

怨憎会苦(おんぞうえく)-
嫌な人、憎たらしい人と否応なしに会わなければならない苦。

求不得苦(ぐふとつく)-ほしいものが手に入らない苦。

五蘊盛苦(ごうんせいく)-我々の肉体感情があるばかりに、あらゆる感情に悩まされる。

肉体のかもしだすものを五蘊、五陰(ごおん)という。

先の4苦とこの4つを加え「四苦八苦」

我々の持ってる悩み苦しみは、すべてこの世に生まれてきた我々の四苦八苦から生まれてきます。

集諦-苦しみの原因は欲望。

集とは原因という意味。

欲望には欲愛、有愛、無有愛の3つ。

欲愛とは人間の心の中に燃える激しい欲望。

有愛とは我々が燃える愛欲や権力欲を持たずとも、死は苦しみです。死を苦しみとさせるような存在したいという思う欲望、存在に執着する欲望。

無有愛とは存在したくない欲望、
非存在に執着する欲望。


滅諦-苦悩の原因が欲望に有るとすれば、それを滅ぼさなくてはならない。これが滅諦です。
 つまり苦諦、集諦は病気の診断ですが滅諦、道諦は病気の治療。




壁に書かれた文を読むみき。

支配人『おぉー~優等生!それにくいつくとは、さすが!目の付け所が、眉毛の下じゃ!ハッハッ~』

みき『おもしろくないし!意味わからんし!・・・とりあえず、説明してもらえます?!』

支配人『えぇー、トミーズの健ちゃんが、時々ゆってるのに・・・わしゃ、好きなんじゃが・・・』

みき『好きと嫌いとか、どっちでもいいんで・・・』

思い返すみき

みき『確か・・・一葉と人命救助してて・・・はっ!えっ!もしかして、あたし・・・死んだ?!!』

支配人『・・・ん?!・・・ようやく、分かったようじゃなあ?!!

そーじゃ!
おまえさんは、酒気帯びの無灯火のバイクに、跳ねられそうな一葉をかばって、下界から、幽霊界に来たんじゃ~・・・苦しかったじゃろぉ~』

じっと1人考え込むみき

みきと幽霊界の支配人

大切な人をなくすと、哀しい想いで、いっぱい・・・ でも、もし この世の者が、楽しい生活を送れば、送るほど、早く生まれ変われるとしたら(◍˃̶ᗜ˂̶◍)ノ" もし、幽霊界に支配人がいたら・・・?! 親友を亡くし、悲しみを引っ張った17年、 現実と夢と希望を合わせた物語。

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