僕らの一瞬の夢~時を越えて素直に生きる~8
・・・半年後・・・
小児病棟の1室(昼下がり)
すっかり心を開いてくれたかずまに、
弟のように対応するみきと一葉
みきに相談を始めるかずま
かずま『なぁ・・・ミキハウス・・・
聞きたいことがあるねん!』
みき『あのさぁ~その ミキハウス! って辞めてくれへんかなあ…まっ!かずまが、こうして素直でいてくれるなら、いいけど!聞きたい事ってなに?』
かずま『一葉とミキハウスは、何で僕に子供らしくない!って・・・僕に.....何で.....笑いなさい!とか...他の大人みたいに、言わへんの?』
みき『大人は、すぐ流される!かずまは、流されずに、ありのままのかずま!でいればいい!』
かずま『ミキハウス・・・なんかカッコええ!!』
みき『せやろ?!この言葉は、一葉がしんどい時、私のPAPAが一葉に言った言葉やねん!!一葉は、・・・ずーっと一人で・・・』
しばらく、考え込んでいたかずま
みきに思いを打ち明けていく
かずま『なぁ・・・ミキハウス!僕は、とぉちゃんに捨てられた…僕の病気が見つかって、すぐ!とぉちゃんは、僕とかぁちゃんを捨てて、女の所に行った。僕のせいで・・・
かぁちゃん・・・僕が居なくなったら、幸せになれる?』
みき、下を見て考える...。
重い口を開き始める
みき『かずま!かずまのかぁちゃんは、かずまが居るから、毎日幸せやな!って想ってがんばれてるんやで!』
みきの話を目を逸らさず、
食い入るように聞くかずま
話を続けるみき
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